ミツガシワ(深泥池)
たまたま深泥池の近くを通りかかり、
白い花が咲いているので
車を停めて花見をしてきました。
ミツガシワです。
花びらには細かな白い毛が生えていて
繊細できれいな花です。
名前は、葉が3枚でワンセットの三出複葉で、
カシワの葉に似ていることから
ついたそうです。
ここでは当たり前に生えていますが、
元々は寒い所の湿原や沼地に生える植物で、
氷河期には日本中で見られたようです。
氷河期が終わって暖かくなってからは、
北海道・東北など寒い地方でしか見られなく
なりましたが、暖かい地方でも沼地などに
取り残されてる場合があり、その中でも
京都の深泥池は有名なようです。
氷河期が終わっても残っている種を
遺存種といいます。
以前から一度ゆっくり観察したいと思いつつ、
ようやく観察することができ、うれしかったです。