蹴上〜大文字山〜銀閣寺
子3人と蹴上〜大文字山〜銀閣寺まで歩いてきました。
このコースを歩くのは久しぶりでした。
数年前から比べると大変たくさんの方が歩かれて、
登山道もかなり踏み固められている感じがしました。
今回は蹴上から日向大神宮を経由して入山。
疎水の上にウワミズザクラが満開でした。
近くでこのきれいな花を見たい。
大好きな花の一つです。
この辺りでオオルリとセンダイムシクイの
さえずりが聞こえました。
どちらも元気でとてもいい声でした。
日向大神宮は、創建はかなり古く、応仁の乱で焼失し、
江戸時代に再建されたそうです。
お伊勢参りが流行っていた時に
伊勢神宮を模して造られたと言われており、
内宮・外宮があり、天の岩戸を模したトンネルもあります。
子ども達はこのトンネルが気に入ったようで、
2回3回と通っていました。
七福思案処で少し休憩してからは
緩やかな登りが続きます。
途中、山科が見渡せるところでも
休憩しました。
この日は下に写っているコバノミツバツツジが
あちこちで満開でした。
ちょど採り頃のコシアブラは、
手の届く高さの木は何本かが
丸坊主にされていました。
かわいそうに。
枯れてしまうんやないかと心配です。
くれぐれも、山菜採りは根こそぎ採らないよう
お願いします。
今年採れても来年以降に採れなくなっては
いけません。
尾根に入って、平らな道はいいんですが、
途中からダラダラ登りが続きます。
これが子ども達にはしんどいようで、
大文字山の山頂に着く頃には
空腹もあり疲れていました。
逆コースがいいのかもしれません。
それと、ちょっとしたお菓子(おせんべいなど)を
持ってこなかったことを後悔しました。
特に3歳の娘はタンクが小さいので、
「お腹空いたぁ。お弁当は?」
と何度か聞いていました。
尾根道は以前と比べると
ずいぶん明るくなりました。
マツ枯れとナラ枯れのダブルパンチです。
ナラ枯れはましになりましたが、
マツ枯れは相変わらず続いています。
明るくなった森は、どんな植物で構成されるんでしょうね。
ソヨゴが多いような気がしています。
出発から2時間で大文字山山頂に到着
(火床ではありません)。
山頂からは京都市内の南西部が
見渡せます。
遠く大阪のビル群も肉眼で見えました。
ひときわ高いあべのハルカスもうっすら
見えていました。
登っている最中はまあまあ暑かったんですが、
山頂で止まると風も少しあり冷えてきます。
山頂の木にくくりつけてある温度計を見ると
9℃! そら寒い!!
お弁当を食べて火床へ向かいます。
20分ほどで火床に到着。
京都市街地がまあまあきれいに見えました。
中央奥が京都御苑(御所)。
手前右が吉田山。
左が黒谷や真如堂。
一番奥の雲に隠れているのが愛宕山です。
雨がポツポツきたので、
ササッと記念撮影をして
さっさと下山しました。
はらいの端っこにウワミズザクラが
低い位置で咲いていてくれました。
この高さやと、これからできる実にも手が届きそうです。
雨がポツポツのままなので、
ちょっと道草。
オオバタネツケバナ。
和製クレソンです。
一株から葉をほんの少しだけいただきました。
他の株や、外来のクレソンからもほんの少しだけ
葉の一部をいただき、帰宅後食べました。
ほんのり辛くてうまかった!
この日聞こえた鳥、
オオルリ、センダイムシクイ、メジロ、コゲラ、
アオバト、アオゲラ、シジュウカラ、イカル、ホオジロ、
コマドリ!(渡り途中でしょう)
出発から4時間ほどで銀閣寺に下山しました。
上二人は最近山を歩いていないので
少々疲れたようです。
一番下の長女はがんばりましたねぇ!
上二人から今度は八丁平に行きたいとの
リクエストがありました。
来月中旬ぐらいの新緑の頃に行ってみよう。
おまけです。
銀閣寺から白川通に出るまでにある
「なかひがし」
先日、NHK「プロフェッショナル」で放送されていました。
看板にある「草食」は、
野草や山菜を料理してくださるからです。
お高いので、行ける身分ではありませんが、
いつか行ってみたいです。