Kyoto Nature Hiking -京都の自然、ハイキング情報-

京都の自然やハイキング情報について、京都市在住の森林インストラクターが書くブログです。3児の父。親子で山も歩いています。年に何度か日本アルプスも。

沢山、沢ノ池

上の子二人と沢ノ池と沢山に行ってきました。
午前中はゆっくりして、
午後からサッと登って下りてこれる山を探していて、
この山にしました。


自宅から車で10分で登山口に着きます。
千束の農林橋を渡らずに真っ直ぐ行った
突き当たりです。


最初は東海自然歩道を通ります。
少し登ったところでツチグリ発見。

不思議な形をしていますが、
キノコです。ホコリタケのように
雨粒の刺激で胞子を飛ばします。


15分ほどで京都一周トレイルの北山コースに
合流します。上ノ水峠です。


少し進むと展望が開けます。

比叡山から大文字山まできれいに見えます。
初日の出を拝みに来るにはいいスポットやと
思いました。


そこからさらに5分ほど進むと
舗装された林道に出ます。
左折して南下し、沢ノ池を目指します。


林道脇のヒカゲノカズラ。

花背ぐらいまで行かないと見れないものやと
思っていました。
古生代に森林を作っていた仲間の生き残りだと
考えられています。


今回も14時前と遅い時間から登り始めたので
あまり道草せずに少し急いだんですが、
登り始めてから30分ちょっとで沢ノ池に到着。

30年ぶりぐらいでしょうか。
なつかしかったです。


池の水はこんなきれいな色をしています。

江戸時代に作られた溜池で、
今は使われていないようです。


子二人は池で水切りなどしたかったようですが、
暗くなるまでに下山したいので、
さっさと先を急ぎました。


ここにはササが残っているようですが、
リョウブの樹皮はぎが見られるので、
このササもなくなってしまうかもしれませんね。
シカが食べるためです。



沢ノ池に沿って通る林道で
動物の糞を発見。

カキの種がたくさんあります。
古い糞の上に新しい糞があるようなので、
タヌキの溜め糞でしょうか。


ノリウツギのドライフラワー。

きれいです。


沢ノ池を離れて沢山に向かいます。
アカマツが相当多かったようで、
松葉が大量に落ちています。

マツ枯れで減っているようですが、
昔はマツタケが採れたんでしょうね。


沢ノ池から30分ほどで沢山に到着。
標高515.8m。二等三角点がありました。

木々に覆われた展望のない山頂でした。


山頂から北へ向かって下山しました。
この方が坂は急なので、登りに使う方も
おられるでしょうが、
下りのいいトレーニングになりました。
子ども達は駆け下りていました。


再び上ノ水峠を通って無事下山。
少し急ぎましたが2時間ほどの山歩きでした。


これなら一番下の娘でも来れるなぁ。
今度はゆっくり歩いて、
池周辺でゆっくりしよう。