左大文字(消し炭)
8/16の五山送り火、
夏の終わりを感じつつ、
まだまだ暑い日が続きます。
送り火の翌日は消し炭をいただきに行くと
決めています。
半紙に包んで玄関先に吊り下げ、
厄除けにしています。
最初は右大文字まで行っていたんですが、
うちは裏山から左大文字に行けるので、
わざわざ車を飛ばして右まで行く必要ないやろ
ということで、一昨年ぐらいから
左大文字にいただきに行っています。
今年は少し寝坊して、
7時前に到着。
既にたくさんの方が
下から上がって来られていました。
中央が船岡山。奥が東山。
例年に比べてかなり霞んでいます。
最近は報道すらされませんが、
PM2.5はまだ飛来しています。
大気エアロゾル(微粒子)週間予測
8/18ぐらいまでは、
「やや多い」や「多い」が
続いていました。
送り火が行われる五山、
右大文字以外は立入禁止です。
ただし、送り火の翌日(8/17)だけは
開放されています。
左大文字の場合、金閣寺駐車場の北にある
児童養護施設「聖嬰会」内の
登山口から入れます。
午前6時以降は人の流れがあるので、
初めての方でも分かると思います。
駐車場所はありませんので、ご注意を。
繰り返しになりますが、
8/17以外は立入禁止ですので、
ご注意ください。
登山口も厳重に閉鎖されています。
さて、あんまり人が多いので、
朝食のパンをパクッと食べたら
退散です。
僕は下からではなく、上から来ました。
裏山から山道を歩いてです。
この山はナラ枯れで枯れてしまった
クヌギやコナラが多数あります。
枯れた木にはこのように
カワラタケの仲間がびっしりつき、
枯れ木を土に還す働きをします。
クモの巣がたくさん張っていたことから、
上から火床に行ったのは、僕が初だったようです。
後で氷室町に下りる道で、登って行かれる方と
すれ違いましたので、上から火床へ行く人も
少数ながらおられるようです。
氷室町に下りる道は、
踏み跡もはっきりしていて、
歩きやすい道でした。
ただ、ウラジロやコシダが道を
覆うように生えている場所が
ありますので、雨後や雨中は
カッパが必要です。傘だけでは
足がずぶ濡れになりそうです。
送り火翌日(8/17)以外に
この左大文字へ行かれる方は、
この氷室町からの道がオススメです。
他にも道はありますが、不明瞭で
迷いやすいです。
しかし、氷室町から行くにしても
地図とコンパスは必要です。
読図ができるか、できる人と一緒に
行ってください。
氷室町に下りてすぐ。
メマツヨイグサ。
漢字で書くと「雌待宵草」。
雌(小さな)待宵(夕暮れを待つ)草。
花が夕方に咲いて、朝しぼむため、
待宵という名がつけられています。
北米原産の帰化植物です。
この辺りではあまり見かけない
クマノミズキ。
実が落ちた後です。
クサギ。
花は強烈な香りを放っていました。
あまりいい香りではりません。
最後に、消し炭の話がテレビか何かで
紹介されたのか、今年は当ブログに
「消し炭」で検索して来られる方が
非常に多かった!
火床には、初めて来られたらしき
人達がたくさんおられました。
山って、下から見上げると
大変そうでも、
一歩一歩登っていくと
それほど大変やないことが
分かると思います。
せっかく早朝の山に登って
すがすがしい気分を味わったことですし、
これを機に山や自然に
親しんでみてはいかがでしょうか。