八丁平
連休最後の5/6(日)、
友人と二人で八丁平へ行ってきました。
雨が降りそうだったので、子二人は
留守番です。
実際、雨が降ったり止んだりしたので、
連れてこなくてよかったと思いましたが、
たいして降らなかったので、
連れてこればよかったと少し後悔しました。
いつものように二の谷からの往復です。
八丁平をほぼ一周し、峰床山にも登って
昼食時間を含めて計4時間ほどの歩行でした。
歩き始めはいつものように
ミソサザイの元気なさえずりに
迎えられます。
姿はあまり見れませんが、
その元気な声を聞くだけで
街中とは別世界に来たことを実感できます。
人工林を抜けると、
クロモジがあちこちで
地味な花を咲かせています。
僕の大好きな花の一つ、
ウスギヨウラクが
つぼみを膨らませていました。
開花は今週末ぐらいかな・・・。
薄黄色をして、花の形がお寺の屋根の
四隅にぶら下がっている瓔珞(ようらく)に
似ているというのでこの名がついています。
ツツジ科です。
フノ坂峠を越えて、
今年初の八丁平へ向かいます。
新緑はまだまだこれからです。
今週末ぐらいからいい感じに
芽吹きそうです。
湿原の入り口付近、
クロツグミがとてもきれいな声で
さえずっていました。
動画で録画すればよかった。。。
この日聞こえた鳥の声は、
クロツグミ、オオルリ、ジュウイチ、
トラツグミ、サンショウクイ、ヤマガラ、
ヒガラ、アオゲラ、アカゲラ、
センダイムシクイなど。
地面をつかまえていたササがなくなった
せいもあると思うのですが、
冬の重たい雪と風のせいか、
大きな木が湿原内で何本も
根っこから倒れています。
何か、シカの角みたいな枝やなぁと
思って近づくと、
樹皮がはがされています。
シカが柔らかい枝先の樹皮だけ食べたんですね。
木が倒れたことによって、
普段は食べれないごちそうに
めぐり合えたのでしょう。
それから、積雪のせいだと思いますが、
シカ除けネットのアルミポールが
ぐにゃりと折れ曲がっているのを
何本か見かけました。
そのせいかどうかは分かりませんが、
実験中と思われるネットの新たな形が
ありました。
こんなん簡単に飛び越えるんちゃうの!?
と思ってしまいます。
近寄るとこんな風になっています。
建築用の鉄筋が、ネットの中とネットの内側に
立体的に配置されています。
「シカにとって何より大切なひづめを守るため、
ひづめが傷つきそうな場所には近づかない。」
というような説明文がありました。
これが実用化されると、シカ除けネットの
コストダウンになりそうです。
八丁平周辺では、所々で
オオカメノキが咲いていました。
手が写りこんでしまいましたが・・・。
それからシャクナゲもきれいに咲いていました。
つぼみがとてもきれいに見えました。
場所は、コース上ではありません。
峰床山山頂への近道で見かけました。
帰り間際、雷が鳴り始めました。
幸い、近くなくてよかったのですが、
その雷の音がとても印象的でした。
表現しにくいのですが、
大きな波が押し寄せて響き渡る感じです。
八丁平は周囲を山に囲まれて、
盆地のようになっているため、
音が反響しやすいのです。
僕はこれが鳥が多い理由だと
考えています。
鳥達のさえずりが、
カラオケのエコーのように増幅されて、
よりきれいに聞こえるのです。
この盆地から離れると、
鳥達の声が急に聞こえなくなり、
八丁平はにぎやかやったと
実感できます。
さて、こんないい季節なので、
人間もある程度いると思っていのですが、
出発時間が遅かったせいかもしれませんが、
この日、駐車地で2組見かけた以外は
山で誰とも会いませんでした。
GW最終日で雨の予報だったとはいえ、
こんないい季節にここに来ないのは
もったいない!
今週末は子連れで行こうかな。