Kyoto Nature Hiking -京都の自然、ハイキング情報-

京都の自然やハイキング情報について、京都市在住の森林インストラクターが書くブログです。3児の父。親子で山も歩いています。年に何度か日本アルプスも。

マタタビ

マタタビ酒につけるための
マタタビの実を今年も採りに
行きました。


「採りに」というより、「拾いに」と言った方が
正しいです。
マタタビはつる性の植物なので、
葉や実は5m以上の高さにあることが
多いです。
ですので、マタタビ酒につける実は
すべて地面に落ちているのを拾ったものです。


今年は少ないと思いましたが、
個人で楽しむには十分かな。

水洗いした後です。
この後、熱湯にくぐらせて、1〜2日乾燥させます。


今年は少ないと感じた理由は、
・一昨年、たくさんとれた場所で
 ほとんどとれなかった。
 巻きついていた木が枯れたか伐られ、
 たくさん実を落としていたマタタビ自体も
 なくなった。
・先週の豪雨で、川原や川岸に落ちていたのが
 根こそぎ流された。
 マタタビは川沿いで見かけることが多いです。


というわけで、来年以降のためにも
夏に山道を運転する時は、マタタビのありかを
みつけておかないといけません。


たとえば、途中峠の京都寄りに白くなったマタタビの葉を
結構見かけるのですが、ダンプカーもよく通る
交通量の多い場所で成った実を酒につけるのは、
どうも気が引けます。


交通量が少なくて、とりやすい場所に生えている
マタタビを探さないといけません。


もうひとつ、とりごたえのある量がある木じゃないと
いけません。小さな株では実も少ないので、
必要量を確保するのに時間がかかります。


昨年のマタタビブログはこちら


あ、ヒルは今年は1匹しか見ませんでした。
ここ最近の朝晩の冷え込みで、早くも
冬眠に入ったのか??


マタタビは湿った場所に生えるので、
ヤマビルが好きそうな場所に実が落ちています。
ヒル対策をしてから、拾いに行きましょう。
ちなみに僕は「ムヒ」の虫除けスプレーを
トレッキングシューズに塗布しています。


おっと、それから、
今年は虫に食われたと見られる実が
いくつか見られました。
拾う時期が遅かったものと思われます。
8月下旬〜9月上旬ぐらいがいいのかもしれません。


今年も冬場の冷えて風邪引きそうな体を
温めてください。マタタビさん!