ブナの実＠若狭駒ケ岳

先週末に行った若狭駒ケ岳。
そういえば、ブナの実がたくさん
落ちていた。
実というか、殻斗ですね。

中身は、当然ながらありません。
空っぽか、実が残っていても
虫に食われた後です。
食いたかった･･･。子どもにも
食わせてやりたかった。

昨秋はブナの実の当たり年だった
ようですね。
今後数年はほとんど実を見ることが
できないでしょう。
そうやって、ネズミなどの小動物が
増えすぎないように、結実を調節していると
言われています。

大量に結実させる前の数年間はブナの実が
ほとんどないので、ネズミなどの小動物は
減少し、少なくなったところで彼らに
食べきれないほどの実を結実させ、残った
実を発芽させるという戦略です。

でもその発芽した大切な次代の命が、
シカに食われてしまわないか心配です。

ドングリは、ミズナラがナラ枯れで
やられているし、今年以降、冬眠前には
ツキノワグマの被害が増えそうですね。

きっと、今までこんなところで
クマを見たことがないという地域まで
下りてきそうな気がします。
気をつけましょう！