Kyoto Nature Hiking -京都の自然、ハイキング情報-

京都の自然やハイキング情報について、京都市在住の森林インストラクターが書くブログです。3児の父。親子で山も歩いています。年に何度か日本アルプスも。

コアユ捕り

先週の湖水浴でたくさんいた

小さな魚を調べると、

どうもコアユのようです。

 

とてもうまそうだったので、

カニカゴで捕れたらええなと

またマキノ近辺に行ってきました。

 

コアユ、見えますか?

白っぽい石の上にいるのが

見えると思います。

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カニカゴはこんなんです。

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中にスルメなどを入れましたが、

入ろういともしませんでした。

 

結果は、惨敗!

 

でも1匹ゲットしましたよ。

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小さなブラックバスが捕まえた

大きめのコアユ、飲み込めずに

動きが鈍っていたので、

ブラックバスごと手づかみしてやろうと

近づくと、コアユを放して逃げました。

横取りです。

自然界ではよくあることです。

 

長男が「持って帰る!」

と言うので持ち帰り

調理してもらって食べるとうまい!

 

このエスカベージュを作ってもらいました。

コアユは1匹だけなんでシシャモとね。

cookpad.com

 

 

調べますと、どうも川での釣りがいいようです。

しかももっと早い時期に。

この時期はもう釣りをしても食べないようです。

 

産卵に備えて少し深いところから

上がってきて、これから川に向かうのでしょう。

 

9月1日から11月30日まで

河川内や河口付近では禁漁です。

コアユに限らず、産卵に来た魚を

保護するためです。

 

来年は7月下旬ぐらいから

釣れる場所を探して釣りに来よう。

湖水浴

琵琶湖のマキノ近くに

家族で湖水浴に行きました。

 

まだまだ泳げる気温ですが、

海ではクラゲが多いので

毎年夏の終わりは湖水浴です。

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透明度はイマイチでしたが、

岸近くに小さな魚の群れがたくさん。

とてもうまそう。。。

 

僕はダイビングもするんですが、

こんなに近くで魚の群れをたくさん見たのは

久しぶりです。

 

子ども達は初めてのようで

興奮気味でした。

 

おやつで持って行ったスルメイカや、

浜に落ちていたバーベキューの残骸である

魚の骨を投げ入れると、

 その小さな魚が群がっていたので、

ひょっとしたら捕まえられるかも・・・

と考えてしまいます。

 

お弁当を食べて、

泳ぎを堪能して帰りました。

 

来週はカニカゴ持って捕まえに来るか!

左大文字の消し炭

大文字の送り火の翌日(8月17日)

毎年消し炭をいただきに行っています。

 

今年の8月17日 は、お盆休み明け、

雨の予報ということで、

朝起きることと、

自転車通勤のための雨対策で

頭がいっぱいになり、

消し炭をいただきに行くことが

すっかり飛んでいました。

 

雨は降らなかった通勤途中に

「あっ、そういえば・・・」

と思い出しました。

 

ということで、今年は翌々日の

8月18日にいただきに行きました。

 

何年かはわざわざ右大文字まで

車で行っていたんですが、

ここ何年かは近所の左大文字です。

 

右大文字以外の山は、

送り火の翌日以外は立ち入り禁止なので、

山を歩いて向かいます。

どこから登ってどの道を行くかは

分かりにくいので明言しません。

 

15分ほどで火床。

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いいお天気!

見晴らし良好です。

 

消し炭もまだ残っていました。

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玄関先に半紙に包んで

ぶら下げておく分だけいただき、

持ち帰りました。

 

通勤前のええ早朝散歩になりました。

 

来年も送り火の翌日(8月17日)は

仕事ですね。

忘れず早朝散歩を楽しもう♪

槍ヶ岳(上高地往復)

北アルプス槍ヶ岳に行ってきました。

今回は単独で、山小屋に1泊しました。

8月12日、13日です。

 

一生に一度は富士山に登りたいというのが

 庶民の願いであるように、

 いやしくも登山に興味を持ち始めた人で、

 まず槍ヶ岳の頂上に立ってみたいと

 願わない者はないだろう。

 富士山が古い時代の登山の対象であったとすれば、

 近代登山のそれは槍ヶ岳である。

 by深田久弥

 

上高地はマイカー規制で自家用車は入れないので、

平湯温泉近くのアカンダナ駐車場で車中泊

寝袋を忘れましたが、始発のバスに乗るつもりでしたので、

寒くなる明け方にちょうど目が覚め、それほど寒く感じず

よかったです。

少し並んで始発のバス(4:50)で上高地へ向かいました。

 

5:20に上高地に到着。トイレと準備を済ませて出発。

天気は悪くない。うれしい♪

 

少し歩いてゴマナ。

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上高地でなくても咲いているんですが、

やけにきれいに見えました。

気分が高揚していたんでしょう。

 

名前からして食べられそうと思って調べると、

新芽や若芽は食べるといい香りでおいしいそうです。

近所で発見したら食べてみたいです。

 

 河童橋に着く手前に

サルの群れが樹上にいました。

 

餌付けはしてないんでしょうが、

残飯などで間接的に餌付けして

しまっているんでしょう。

 

他にもサルの群れを見かけ、

目を合わせないよう気をつけました。

山に帰ってもらいたいです。

 

河童橋から朝日を浴びる焼岳。

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なかなかかっこいい。

一昨年、長男・次男と登りました。

 ええ山でした。その時のブログです。↓↓

fumi-isono.hatenablog.jp

 

明日の天気が悪そうなので、

できれば今日は一気に槍の穂先に立ちたい!

との思いから始発のバスに乗りました。

あまり道草せずに少しだけ急いで歩きました。

 

メタカラコウ。

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徳沢までの林床にポツポツとたくさん咲いていました。

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徳沢を出て、横尾の手前に

ヤマホタルブクロ。

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かわいいです。

 

横尾までは車も通れるような林道です。

横尾からは山道。

ここまでのコースタイムは3時間10分

今回は約2時間10分。

約11km、標高差約200mだそうです。

そんなに急いでないんですけど、なんででしょ。

休憩してないからかな?

横尾ではパンを食べ、20分ほど

休憩しました。

 

少し進むと遠くにえらい高い稜線。

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あれぐらいまで登るんでしょうなぁ。。。

遠っ!

 

少し歩いてトリカブト

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あちこちで咲いていました。

全草猛毒ですが、美しい!

 

さらに進んでハクサンオミナエシ

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 ピントが甘いなのは承知の上なんですけど、

きれいなので載せておきます。

 

沢沿いの道、きれいな水。

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 一ノ俣の少し手前です。

 

さらに進むと沢が少し狭くなってきました。

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 一ノ俣と槍沢ロッジの中間地点ぐらいです。

遠くに見えるのは横尾尾根かな。

 

センジュガンピ。

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花びらの形が美しい!

左側には実ができ始めているようです。

 

シシウド。

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花火のような花です。

 

槍沢ロッジへは出発から3時間半ほどで到着。

コースタイムより1時間10分ほど早いようです。

 

多くの方が休憩中でした。

ここには水場があるので、

1L補給させてもらいました。

スポーツドリンクの粉末を溶かします。

 

 

ミソガワソウ

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 シソ科らしいかわいい花です。

 

もうすぐ大曲の分岐。

その手前でこれから行く

東鎌尾根がよく見えました。

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えらいアップダウンが激しそうやけど。。。

楽しみです♪

 

大曲で少し休憩し、

水俣乗越へ向かいました。

ほとんどの方はそのまま槍沢を

登っていくようです。

 

僕は水俣乗越から槍ヶ岳へ向かう

東鎌尾根の途中にあるヒュッテ大槍に

今夜の宿泊を予約してあるのと、

東鎌尾根が面白そうなので、

迷わず東鎌尾根を行くと決めていました。

 

 大曲から水俣乗越へは

標高差約380mの急坂を

ジグザグを切りながら登っていきます。

途中、何度も息が切れて小休止。

そこにクロマメノキ。

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 ブルーベリーのような実を

一粒いただきました。

甘酸っぱくて、まあまあうまい。

 

シロバナソバナ。

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薄紫色のはよく見ますが、

白いのはあまり見ません。

 

シモツケソウ。

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ピンク色の小さな花がかわいい。

 

ピンク色といえば、

ハクサンフウロ

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花の撮影を兼ねて

何度も小休止しました。

 

だいぶ上がってきたな。

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槍沢の底から上がってきました。

あと少しかな。

稜線の向こう側はどうなってるんやろ。。。

 

大曲から50分ほどで

水俣乗越に到着。

向こう側はこんなんでした。

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真北を向いています。

ダム湖のようなのは、

高瀬ダムダム湖のようです。

 

ふと足元を見ると、大きな糞。

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クマ糞か??

こんなとこまで上がってくるんでしょうか。

まぁ、昼間は人通りが多いので大丈夫でしょうが。

 

南西を見ると北穂高岳

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写真では分かりにくいんですが、

山頂付近に北穂高小屋が見えます。

えらいとこに小屋があるな!

 

西にようやく槍ヶ岳が見えました。

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あれかぁ。。。

めっちゃ遠いっ!

と思いますが、3時間後には

あの穂先に立ちました。

 

東鎌尾根は、ヘルメット着用を推奨している

山域ですので、落ちると危ない所が

たくさんあります。

 

一番怖かったのがこの3連梯子。

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降り立った所からもう1枚。

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2つ目の梯子からは、ほぼ垂直。

梯子から次の梯子へ移る時が

また怖いッ!

もし落ちたらアウトでしょう。

久しぶりに足が震えました。

 

幸い、前後に人はいなかったので、

「Step by step!!」など

独り言をつぶやきながら

気持ちを落ち着かせて降りました。

 

後から考えると、槍の穂先より

怖かったです。

 

ここが核心だと何かで読んだので、

後は安心して登っていきました。

確かにこれ以上怖いところはありませんでした。

 

槍ヶ岳と北鎌尾根。

人影っぽいのが見えました。

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 登山道ではないバリエーションルートです。

魅力的なギザギザですが、

今のところ行ってみたいとは思いませんねぇ。

 

この東鎌尾根を歩いているうちに

標高は2500mを越え、息が上がってきます。

所々、小さな花が咲いていたので

休憩がてら撮影しました。

 

オヤマリンドウ。

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 花が開くことはないようです。

 

チングルマの実についている綿毛。

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白い花もかわいいんですが、

花の後、この実につく綿毛もきれいです。

 

ウサギギク。

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ヒマワリのようなかわいい花です。

 

ミヤマダイコンソウ。

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こちらも黄色がかわいかった。

 

少し空が晴れてきました。

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だいぶ近づいてきました。

遠く感じますが、休憩を含めて、

ここから2時間ほどで山頂でした。

 

ヨツバシオガマ

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名前にヨツバ(四つ葉)とありますが、

葉は3~6枚つくようです。

 

西を見ると左側に三角錐っぽい常念岳

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昨年登りました。ガスで何も見えませんでしたが、

ピラミダルな山容と表現される通り、

山頂付近はキツかった。。。

中央の奥に連なっている山並みは

八ヶ岳のようです。

 

南を見ると南岳と穂高連峰

中央からやや左の連なりは、

前穂高岳の主峰から8峰まである

連なりの一部です。

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奥穂へはいつか行きます。

 

再び足元を見ると

イワツメクサ

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もう花は終わりかけですが、

いつ見てもかわいい花です。

 

水俣乗越から1時間半で今晩のお宿、

ヒュッテ大槍に到着。

思ったより早く着いてうれしい。

 

宿泊の受付を済ませ、ザックを置かせてもらい、

昼食を食べて少し休憩した後

ポーチだけを持って山頂へ出発。

 

だいぶ近づいてきました。

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標高差であと約300m。

1時間ほどでしょうか。

 

ようやく槍ヶ岳山荘付近に来ました。

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やはり渋滞しているようですね・・・。

槍沢から団体さんが登ってきているので、

彼らには負けまいと少し急ぎましたが、

前にも団体さんがいるようです。

 

穂先に少し登って東を見ると、

アルペン踊りは踊れない

小槍の上に人がいます。

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すごっ!

よーあんなとこ行くわ!

ロープで確保しながら登られたようです。

 

渋滞で山頂に立つ興奮は収まってしまいましたが、

出発から約9時間、

ようやく山頂に到着しました!

 

山頂からの景色。

南側、南岳と穂高連峰

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白いのは雪渓です(念のため)。

 

槍ヶ岳山荘、遠くに笠ヶ岳

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西側の西鎌尾根に続く山々。

手前の小槍では先ほどの人達が下りる途中です。

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 禿げ山が目立ちます。

何かあったんでしょうか。。。

 

北側、北鎌尾根。

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登ってきた東側の東鎌尾根。

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右下の赤い屋根が殺生ヒュッテ。

中央の尾根上にある小さな屋根が

今晩泊まるヒュッテ大槍です。

 

快晴ではありませんでしたが、

とにかく素晴らしいパノラマでした。

 

パノラマを十分堪能したんですが、

渋滞で下山も順番待ち。

待っていると少し寒かったです。

 

山頂から下りるところ。

上から覗くとまあまあ怖いです。

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まあ何とか下りれました。

そんなに怖くなかったです。

 

槍ヶ岳山荘に下りたのが

15時すぎ。

夕食が17時半。

2時間以上あるので、

せっかくやし、

一つ南のピークまで行ってみました。

 

名も無きピークやろうと勝手に思っていたんですが、

大喰岳という山で、日本で10番目に高い山でした(3101m)。

槍ヶ岳は5番目(3180m)。

 

そこから見た槍ヶ岳がとてもきれいでした。

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赤い屋根が槍ヶ岳山荘。

そのすぐ下にあるカラフルな点々は

槍ヶ岳山荘のテン場に張られたテントです。

 

セルフタイマーで撮ってみました。

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少し早く回しすぎましたが、

大喰岳山頂でのパノラマ動画です。

 少し足を伸ばしてみてよかったです。

槍ヶ岳山荘から片道20分ほどでした。

 

帰り道。

イワギキョウ。

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トウヤクリンドウ。

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 白いリンドウ。

初めて見ました。

トウヤクが白いっていう意味なのか?

と思って調べると、

センブリの根茎を乾燥させたものを当薬

と言い、その当薬と同じぐらいの

薬効を持つリンドウという意味だそうです。

リンドウは竜胆と書きますので、

めっちゃ苦そうです。。。

でも効くんでしょうね。

 

槍ヶ岳山荘から写真を撮ったり、

景色を眺めたり道草しながら

約40分でヒュッテ大槍に到着。

行動時間は11時間40分。

心地よい疲れです。

 

ヒュッテ大槍は、噂通りきれいで

ごはんもおいしかったです。

晩ごはんに小さなグラスの白ワインが

つくのもうれしいです。

 

人気の高い山小屋、燕山荘グループの

山小屋です。

www.enzanso.co.jp

 

ごはんタイムには、単独宿泊者は同じテーブルに

集められ、そこで話が弾みます。

山小屋は富士山以来2回目の僕にはありがたかったです。

山慣れたみなさんとお話するのは楽しかった。

 

夕食後は、少しゆっくりして

サントリー山崎のストレートをチェイサーつき

700円でいただきながら少しお話して

ゆっくり休みました。

 

23:30頃、雨音で目が覚めました。

結構な土砂降りです。

テント泊のみなさんは大丈夫でしょうか。

 

その後も雨は止むことなく、

翌日はすっかりガスの中でした。

 

6:45からひたすら槍沢を下っていきました。

 修行です。

カメラは雨水に濡れないよう、

ジップロックのようなチャック付きの

ビニール袋に収納したので、

写真はありません。

 

そういえば、20年ぶりぐらいに

ザックを新調しました。

 

[ドイター] deuter フューチュラ 32 D34254 3033 (オーシャン×ミッドナイト)
 

 20年前のザックは、ミレーのしっかりした物

だったんですが、背中が当たる部分が

メッシュ構造になっていないので、

背中に汗をべったりかき少し恥ずかしかったんです。

 

今のザックはどれも背中が快適になるよう

設計されていますが、僕が買ったこの商品も

快適でした。

レインカバーつきで、体にフィットして

文句なし。よい買い物でした。

 

 

さて下山道、大曲の手前の雪渓、

たぶん雪渓歩きは初めてです。

1歩目で見事にスッテ~ン!と

尻もちをつきました。

怪我なく済んでよかったです。

 

あまり休憩せず、ひたすら下っていきました。

途中、横尾の手前で雨が止んで晴れ間が見えました。

雨上がりの森がとてもきれいに感じ、

しまい込んでいたカメラを取り出し

撮ってみました。

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 こんな感じの何てことはない道にしか

写っていませんでした。

雨上がりの光り輝く感じを表現するのは

難しいですね・・・。

 

雨は止んだと思っていたら、

徳沢でまた降ってきました。

ほぼずっと降ってました。

 

カッパも靴もゴアテックスですが、

汗か雨かよく分かりませんが

結構濡れました。

早く温泉に浸かりたくて

少し急ぎながら歩きました。

 

結局6時間弱で上高地のバスターミナルに

到着しました。

疲れた!

バスを少し待って無事駐車場に着き、

ヒュッテ大槍で購入したお弁当を食べました。

炊き込みご飯、うまかった!

 

温泉は、ひらゆの森

www.hirayunomori.co.jp

とてもいいお湯でした。
登る前と下山後に行ったんですが、

下山後は駐車場がいっぱい!

中もすごい人。

昼間だったからか、

お湯に垢のようなものが

たくさん浮いていたりしたので、

すぐに上がりました。

 

登山の汗を流すのが目的だったので

よしとしましょう。

混んでたらしょうがないですね。

 

その後、お腹が空いていたので

喰処 よし本

食べログ 喰処 よし本

ここで卵とじそばをいただきました。

関東風の黒いだしかと思いきや、

関西風の薄いだしでとてもおいしかった!

また来ます。

 

2日目が雨で残念でしたが、

念願の槍ヶ岳に登れて満足しました。

 

今度はせっかく3000m級に上がったら、

2泊はして縦走したいです。

奥の深谷(大橋小屋付近での川遊び)

上の子二人と川遊びに行きました。

目的地は、比良山系の奥の深谷

大橋小屋(廃)付近の天然プールです。

 

普通の川遊びと違うのは、

林道を約1時間、

山道を約1時間半、

合計片道2時間半もかけて

歩いて辿り着く天然プールです。

 

以前、ナメコ採りに行った際に

見つけたプールで、

夏にぜひ泳ぎに来たいと思っていたんです。

 

でも林道はいいとして、

真夏に山道1時間半が結構キツかった。。。

 

林道にオニグルミの実。

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リスやネズミ以外にクマも食べるみたいです。

強力な歯で殻ごと噛み砕くそうな・・・。

やはりクマには会いたくないです。

 

夏の花、リョウブ。

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真夏に咲く花は珍しいので、

小さな虫達が蜜を吸いに来ています。

 

お宝なので、どこかは明言しませんが、

少し道をそれた辺りに

タマゴタケ!

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ほんまにうまいキノコです。

うれしい♪

 

ここにも!

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さらに!

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今回もオリーブオイルでニンニク、しょうゆと

炒めていただきました。

うまかった!

 

安曇川の源流の一つなんですが、

林道を牛コバから山道に入り、

川沿いではなく、大きく高巻いて

ジグザグに登っていきます。

これが結構疲れました。

 

途中の大きなブナ。

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川まで下りる途中にこんなイグチの仲間が

ありました。

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何かよく分かりません。

食べれそうでしたが、調べるのが大変そうなので

やめておきました。

 

 

この道中、1箇所だけ少し危ない箇所があります。

枯れた小さな滝のトラバースです。

 ここがあるので、一番下の娘はまだ

連れて来れません。

昭文社の山地図にも危険マークがあります。

  

 大人なら、注意して歩けば

特に問題ないと思います。

 

ようやく川まで下り、

渡渉をして右岸を歩いて

大橋小屋まで汗だくで辿り着きました。

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 奥に見える赤い窓の小屋が

大橋小屋と思われます。

現在は使われていないようです。

 

早く泳ぎたい気持ちを抑えて、

まずは腹ごしらえ。

大原の里の駅で買ったお弁当がうまかった。

 

汗だくで辿り着きましたが、

お昼を食べているうちに

涼しくなりました。

食べ終わってから、

僕は、もう泳がんでええかな。。。

とも思いましたが、

せっかくなので3人で泳ぎました。

 

水に浸かると、冷たっ!!

せっかく水中メガネを持ってきたので

潜ってみると、

冷たすぎて潜ってられへん!

でも気持ちいい!

 

泳ぐには寒いので、

飛び込み大会をしました。

僕はお手本に2回ほど。

 

飛び込み初心者の次男は

「腹打ち」でしたが、

果敢に飛び込んでいました。

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水面下が見えへんのに、

なかなかええ根性しとる!

って、この飛び込み方しか知らんのか・・・。

 

下山があるので、あんまりゆっくりしていられません。

水遊びは30分ほどで切り上げて、

元きた道を引き返しました。

 

来る時は汗だくやったのに、

泳いですっきりした後は

さっぱりして気持ちがいい。

 

山で泳ぐの気持ちいいです。

 

でも、もっと手前でええとこあったような。。。

ただ泳ぎに来るには遠すぎかな。

 

来年の夏までに、手近に行ける

天然プールを山を歩きながら探しておこう。

若狭駒ヶ岳

子3人と若狭駒ヶ岳に行ってきました。

 

いつものように朽木経由で

国道367号線を進むつもりが、

途中トンネルを越えた1つ目の信号で

「通行止め」の看板が!

朽木付近が前日の台風による大雨で

土砂崩れか何かを起こし、道路が通れないようです。

 

仕方がないので、国道161号を通り安曇川経由で向かいました。

渋滞はしましたが、何とか動く。

渋滞の途中で高島市の「子どもの国」へ

行こうかとも思いましたが、何とか進み出し、

しかも珍しいことに一番下の娘が

「山行きたい!」

と言うもんですから、

だいぶ遠回りして時間がかかりましたが、

目的地の若狭駒ヶ岳へ行ってみることに

しました。

 

この辺りも土砂崩れなどで

道が荒れていないか心配でしたが、

山の保水力があるのでしょう。

川の水はたいして濁っていません。

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ゆっくり染み込みんだ水が

じんわり川に流れ込んでいるんだと思われます。

山の表土を押し流してくれば、泥水になっているはずです。

水量は、やはり多めでしたけどね。

 

さて、ネライは今年もタマゴタケ!

 でも残念ながら見つけられず・・・。

代わりにこんなんを持ち帰りました。

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テングタケ科のキノコ、茶色いのは

カバイロツルタケやと思っていたら、

色々あってびっくり!

この写真だけでは何か分かりませんが、

ツバがあることから食べない方がよい。

覚えるためにまとめてみました。

 

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ツバがあるのは、タマゴタケ以外食べちゃダメ。

ツバがなくてもオオツルタケという毒キノコもあるので、

茶色いのは見分けられへん限り食べへん方がいいでしょう。

 

ツバのあるのを食べました。。。

妻と僕だけ。でも何ともなかったです。

今後は食べません。

みなさんもくれぐれもお気をつけください!

 

 

さて、登山口に到着するまでに迂回して

時間をロスしたもんですから、

若狭駒ヶ岳の山頂へは寄らず、

大好きな池にだけ寄ることにしました。

 

今回は久しぶりに池原山から登って、

池の周りを散策し、池からP567経由の

いつもの獣道を下りるルートです。

 

池原山に登って早速熊剥ぎ。

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里に近いところまでツキノワグマ

いるんですね。

子3人いれば誰か話してますし、

まず大丈夫でしょう。

一人なら、時々大声を出して

存在をアピールしておかないと

怖いです。

特にクマの活動時刻である早朝や夕方は。

 

赤いカサ!タマゴタケか?

と思ったらドクベニタケでしょうか。

何かがかじってますね。

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これも似た種が結構あるようです。

食べられません。

 

この日は登り始めてからすぐに

ヒグラシが僕たちに驚いて

あちこちから飛び出してきたんですが、

ちょうど何か落ちたと思ったら、

羽化したてのヒグラシでした。

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無事に飛び立ってほしいです。

 

ようやく池が見えてきました。

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相変わらず、完璧な池です。

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美しい!

モリアオガエルと思われる

オタマジャクシがたくさんいました。

 

いつの間にか、ついに

名前がついていました。

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「駒ヶ池」ですか。

無難でいいんじゃないでしょうか。

ずっと山地図にも名前が載ってなかったので、

僕にとってはいつまでも「池」ですけどね。

 

池から山頂に向かってもう少し

タマゴタケを探したんですが、

見つからず。

引き返して下山しました。

 

代わりではありませんが、

次男がヤマカガシの子どもを見つけました。

目がかわいいですね。

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黄色のエリマキと

オレンジ色の斑点ですぐ見分けられます。

足を伸ばした甲斐がありました。

 

引き返して池の少し南にある尾根を

P567経由で下山しました。

 

約4時間、久しぶりの一番下の娘も

よく歩きました。

また来よう!

体幹トレーニング

体幹トレーニングを始めて約5ヶ月。

効果を実感しています。

アスリートだけのトレーニングではなく、

できれば多くの方に実践してもらいたいなと思い、

ご紹介します。

 

まず、トレーニングの目的は、

快適に山を歩くこと。

副次効果として、姿勢が良くなったり、

お腹がへっこんだりということはありますが、

目的は山を快適に歩くためです。

 

体幹トレーニングを始めるまで、

山の雑誌や本、ネットの記事などを見て

我流で筋トレをしていました。

8種類の筋トレを1~3セット繰り返していると、

軽く1時間くらいかかっていました。

週に0~2回。

 

元々膝が強くないので、

年をとってもできるだけ長い間、

山を歩くために膝周りの筋肉を鍛えるために

筋トレを始めました。

なので、下半身中心の筋トレメニューでした。

 

鍛えるというより、結果的に

現状維持のための筋トレでしたので、

何とかしたいなと思っていました。

 

以前の筋トレも器具は一切使わず、

自重だけで負荷をかけていました。

この体幹トレーニングも同じで器具を

使わないところが同じなので気に入りました。

 

流行りのライザップなどはそれなりの費用がかかるようですが、

この体幹トレーニングは、本代とヨガマット代程度。

そこも気に入りました。

 

たまたま、Amazonでこの本のKindle版が

お試し無料でありました(今はないようです)。

 無料なので見れるのは一部だけですが、

試しにタブレットにダウンロードして、

1週間ほど実践してみると

階段を上がるのが楽になったように感じ、

この本を購入しました。

文庫本なので安い! 持ち運びに便利。

腹を凹ます体幹力トレーニング (王様文庫)

腹を凹ます体幹力トレーニング (王様文庫)

 

 サッカー日本代表の長友佑都選手や、

なでしこジャパン大儀見優季選手など

スポーツ選手が体幹トレーニングをしていることは

知ってはいましたが、自分にはできないし

縁のないものだと決めつけていました。

でも、この本を読んでみると

スポーツ選手だけができるトレーニングではなく、

一般のスポーツをしていない人でも

できるトレーニングだということが分かりました。

 

本の表紙に「1日5分 誰でもラクラク即効!」

と書いてありますが、これは誇大広告でしょう。

5分でできるのは、トレーニング前に実施する

12種類のストレッチです。

このストレッチは必ずせよと書いてあります。

 

僕はトレーニング前だけでなく、

毎朝(できるだけ)実施中です。

 

トレーニングは、レベル1から4まであり、

レベル3まではそれぞれ7~9種類のトレーニング、

トップアスリートも実践しているというレベル4は

4種類のトレーニングです。

スポーツをしている人でも必ずレベル1から実施して

基礎を作る。

 

最初の3日間は、12種類のストレッチに

レベル1の2種類のトレーニング。

4日目から3種類に増やすという感じ。

無理なく始めることができます。

 

それぞれのレベルのトレーニングがレベル4まで

つながっています。

あのトレーニングはこれの基礎やったんや!

と実感。

 

レベル3の146ページ。

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こんなんできるかっ!

と思っていましたが、

続けているとできるようになります。

不思議です。

 

最初は、レベル4なんてスポーツを毎日している人が

やるもんやと考えていましたが、

5ヶ月目ぐらいからできるようになったので、

少し驚いています。

続けていればできるようになっているんやなぁ。

 

 

本文98ページより

★カンタンな動作を

★正確なフォームで

★ターゲットの筋肉を意識しながら

★ゆっくりやる

 

これらのうち、「正確なフォームで」

というのが特に重要だと感じていて、

楽にやろうと思えばいくらでも楽になります。

正確なフォームでやるとキツイ!でも効く!!

「ターゲットの筋肉を意識しながら」やることによっても

正確なフォームで」できるようになります。

 

本の文章と図だけでは分かりにくい方は

DVD付きがいいかもしれません。

  

DVD付き カラダをリセット+体幹力UPのコアトレーニング

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もひとつ重要なのが、「ドローイン」

簡単に言うと、呼吸しながらお腹をへこませます。

この「ドローイン」をしながら、

それぞれのトレーニングをしていきます。

 

実感できる効果

・姿勢が良くなる(走る、歩く姿勢も含め)。

・階段を上り下りが楽(1週間で実感)。

・山を歩くのが楽(特に下り)。

・お通じがよくなる:インナーマッスルを鍛えた効果

 (元々いい方ですが、さらによくなったと実感)

・歩いていると、体の軸が木の幹のように感じる。

 まさに体幹!

・お腹がまあまあへっこんだ(他にも理由があります)。

 

始めの1ヶ月ぐらいは週に4,5日やっていましたが、

2ヶ月目ぐらいから徐々に減って、今は週に1,2回。

朝はほぼ毎日12種類のストレッチと1,2種類のレベル4。

それでも効果を実感します。

 

それから、以前からやっていることですが、

ジョギングも週に1,2回しています(約30分)。

土日に時間のある時は、峠道のウォーキングを含めて

1時間半ぐらい。

 

あと、平日の晩酌をやめたことも

お腹がまあまあへこんだ要因です。

 

最後に、ヨガマット、あった方がいいです。

マットの上でやる方が滑らなくて

フォームが安定し楽ですし、

やる気につながります。

せっかく買ったんやからせな!

と。

 

ほんまにオススメですので、

ぜひ試しに1週間だけでもやってみてください。

きっと効果を実感できると思います。